2020年5月30日

サイトやブログへの集客で重要なLPOとは

現代のビジネス業界では、インターネットで個人ビジネスを手掛けている人が増えています。
その中でブログやホームページは、事業を伸ばすために必要不可欠なビジネスの情報発信ツールと言えます。
しかし、このブログやホームページにいかに多くのサイト訪問者を呼び込まないと、せっかく立ち上げたツールが機能しません。
その時に、重要になってくるのが、LPOというマーケティング手法です。

LPOとは

LPOは、「Landing Page Optimization」の略語で「ランディングページ最適化」と訳されている言葉で、「(SEO(サーチエンジン最適化)」や「MEO(マップ検索エンジン最適化)」と同じように、ネットビジネスでは重要視されているインターネットマーケティング手法です。

ネットビジネスで成功を収めるためには、GoogleやYahoo!などの検索エンジンや様々なネット広告等から、自分のWebサイトにアクセスして訪れた訪問者(見込み客)が、自分の考えているアクションを起こすことが重要になってきます。
この見込み客のアクションは、販売した商品・サービスをオーダーしたり、資料・カタログ請求などの最終的な行動のことで、コンバージョンと呼ばれています。
このコンバージョンまで繋げないと、ネット広告に掛ける費用や手間が無駄になってしまいます。
そのために、サイト訪問者が初めにアクセスする着地ページ(=ランディングページ)において、その見込み顧客の訪問目的に合わせた情報(データや写真、説明文章)を見やすく配置することで、途中でサイトを抜け出すことを防ぎ、効率的にサイトに誘導して、コンバージョンを確実に導ていくことが、LPOの要となってくるわけです。

ランディングページとは

ここで、LPOのベースとなるランディングページのことを理解しておく必要もあります。
ランディングページとは、「着地ページ」と訳すことができますが、サイト訪問者が最初に訪問するWebページになります。
インターネットの世界では、1つのサイトでも、幾つかの着地ページがあり、サイト訪問者によって異なることもあります。
しかし、一般的には、「ネット広告にリンクを張って、1ページに問合せや資料請求、注文受付を促すことを目的にしたページを指しています。

LPO対策が必要な理由

ランディングページがネットビジネスでは、重要な役割を果たしていくのですが、サイトを作り活用する側としては、サイトデザインをおしゃれにしてみたり、ファーストビューにコンバージョンのポイントを持ってきたりと色々な工夫をします。
しかし、これらの対策が確実にLPOに繋がっていくとは限りません。

もちろん、コンバージョンを高めていくために、それまでネットでの経験則や訪問率・契約率を高めるサイト・ページの作り方がありますが、これがジャストな手法ではありません。
そのために、実際にサイト訪問者の反応を把握して分析してみることが、重要になってきます。
これこそが、コンバージョン率を高めるサイトやページのLPO対策となるのです。

LPO対策の進めるためには

LPO対策を行うために、サイトに訪れてくる訪問者のニーズに合わせたページを新たに作り、やってきた時点で作成したページを表示させることが大切です。
そのために訪問のきっかけ(入口)となるリンクやボタンのアドレスを変更する必要も出てきます。

しかし、サイトにやって来る顧客の動きは多種多様で、検索エンジンから訪れてくるケースもあれば、ネット広告からのアプローチやバナー広告やリンクされているブログやSNSなどもあります。
これらのリンク元を状況に応じて変更することは不可能なので、どうしても、その流れを分析することから始めることが重要となってきます。

LPO対策の進め方

LPO対策を進めていく典型的な流れとしては、分析→プラン立案→検証というステップに分かれてきます。

分析
まずが「分析」ですが、様々なツールを使って現状の流れを把握し見込顧客がどのように行動しているのか把握します。
この把握により、サイトやページの課題を浮き彫りにさせるのですが、活用ツールしては、Google Analyticsやヒートマップが主流です。
Google Analyticsは現状のコンバージョン率やセッション数、サイトの滞在時間などを数値化してくれます。
また、ヒートマップは、ページがどのように見られているのかを視覚的に分析することができます。

プラン立案
分析によって明確になった課題を元にプランの立案を行います。
但し、立案と言っても、あくまで仮説レベルであり、それを元に改善策を考えていくわけです。

検証
プラン立案の段階では、作り上げた案を実際のサイトに反映させて、訪問者の反応を見ていきます。
ここで「Google Optimize」と呼ばれるABテストツールを活用します。
Googleが無料で提供しており、これを導入すると、コーディングが必要なくサイトに改善策を盛り込み、自動でページの出し分け設定が可能です。
このように分析→施策立案→検証の3つステップを1つのサイクルとして、何度も回していくことで、次第にコンバージョンが上がっていくことになります。